ケガ・病気・体調不良への対処について


Kia Ora!ベビーシッターは、医療行為、医療的ケアはできません。

 

ご家庭で一般的に行われている看病やケガの手当ても、法律によって「医療行為」と見なされるものはできません。

 

「医療行為」かどうかの判断は、平成17年に厚生労働省から通知された「医師法第17条、歯科医師法第17条及び保健師助産師看護師法第31条の解釈について」が基準になります。

 

また、すべての行為が保護者の方からの同意やご依頼があるときにのみ行われます。

 

<Kia Ora!ベビーシッターにできること>

 

① 検温

 

② 軽微な切り傷、擦り傷、やけど、打ち身などの処置(専門的な知識や技術を必要としない処置)

 

③ 医師から処方された薬(飲み薬、塗り薬、湿布、坐薬、点眼薬、ぜんそく発作の吸入薬)を医師の指示通りに与薬すること

 

④ 医師により必要・適切であると判断された場合のみ、医師と保護者の方の責任のもと、市販薬を与薬すること

 

⑤ 医薬品ではない保湿クリーム、日焼け止めクリーム、虫よけスプレーなどは保護者の方の指示により塗布・使用

 

⑥ 爪切り、爪やすり(爪そのものに異常がなく、爪の周囲の皮膚にも化膿や炎症がない場合。ご家庭にある爪切りや爪やすりを使用。)

 

⑦ 通常の歯磨き

 

⑧ 応急手当、エピペンの使用

 

⑨ 医療機関への付き添い

 

 

②について詳しく。

 

・保護者の方の不在時に軽微なケガがあった場合、処置のあと、LINE公式アカウントにて保護者の方にご報告を入れます。

 

・軽微な切り傷、擦り傷の処置として、傷口を水道水で洗い、必要に応じて絆創膏やガーゼを当てます。消毒薬(医薬品)を使うことは医療行為となり違法の上、消毒することが傷の治りを遅くすることが分かっており、医師も勧めないため、行いません。

 

・やけどの場合、水道水で冷やしたあと、タオルに包んだ保冷材や氷で患部を冷やします。

 

・打ち身の場合、タオルに包んだ保冷材や氷で患部を冷やし、その後、アザやこぶにならないか注視いたします。

 

③④について詳しく。

 

※ お薬が必要な急性期の病気や体調不良(発熱、下痢、風邪、その他の感染症など)のときには、シッティングをキャンセルしてください。

 

・飲み薬、座薬は、用量に間違いのないように、1回分が分包されていたり、保護者の方によって1回分が分けられていることが与薬の条件です。

 

・すべての薬に関して、用法・用量・与薬の時間を紙に書き、ベビーシッターに直接説明してください。

 

・市販薬は、医師から服用・使用の許可があり、ご家庭でも同じ薬を服用・使用したことがある場合のみ、指示された用法・用量を守って与薬いたします。その結果、副作用等の問題が現われてもKia Ora!ベビーシッターは責任を負えないことをご了承ください。

 

⑤について詳しく。

 

・ご家庭ですでに使用したことがあり、お子さまに対して問題がないことが保護者の方から確認されている場合のみ、指示された通り、塗布・使用いたします。万が一、お子さまの肌や体調に異常が現われた場合、すぐに水で洗い流し、保護者の方にご連絡いたします。その場合も、Kia Ora!ベビーシッターは責任を負えないことをご了承ください。

 

⑨について詳しく。

 

・ケガや体調不良の程度が医師の処置を要すると判断した場合(傷口が深く出血量が多い、捻挫や脱臼の疑いがあるなど)、電話にて保護者の方または緊急連絡先にご連絡いたします。そののち、かかりつけ医などの医療機関へお子さまを連れてまいります。なお、移動にはタクシーを利用し、お子さんの安全のため、Kia Ora!ベビーシッターがお子さんの隣に座ります。タクシー料金は実費をお支払いいただきます。

 

・急を要する場合は、救急車を呼び、お子さまの安全が確保された段階で保護者の方にご連絡いたします。

<ケガ・体調不良に備えてご用意いただきたいもの>

 

・体温計

・絆創膏、ガーゼ、テープ

・コットン(脱脂綿)、綿棒

・とげ抜き

 

・保冷剤(氷+ビニール袋)

 

・使い捨て手袋(吐瀉物の片づけや、薬・クリームの塗布、点眼時に使うため)

・ビニール袋(汚れたものを入れるため)

 

・健康保険証、受給者証、診察券(万が一の受診に備えて)

<シッティングをキャンセルする体調不良の基準>

 

明らかな体調不良のときは迷わないと思いますが、医師の診断を受ける前には迷うこともあると思います。

 

Kia Ora!ベビーシッターは、以下の症状がひとつでもあるお子さまを「病児」とし、シッティング予約のキャンセルをお願いいたします。

 

シッティング予定日の前日から当日にかけて以下の症状があった場合。

 

・発熱(平熱より1℃以上、または38℃以上)

・嘔吐2回以上

・下痢3回以上

・発疹

・激しい咳

 

また、シッティング開始後に以下の症状が出た場合も、シッティングを中断して自宅で安静にするか医療機関を受診すべきと判断し、保護者の方にご帰宅をお願いすることといたします。

 

・発熱(同上)

・嘔吐1回

・下痢2回

・発疹

・激しい咳

 

お子さまの健康が第一のため、シッティングができないことがあることをどうぞご理解ください。